純粋


純粋は『邪念や私欲の無い事』と書かれています。僕には残りわずかな言葉かもしれません。涙

先日練習中外から泣き声が聞こえてきました。一向に泣きやむ気配がありません。ちょうどちびっ子生徒達が練習していました。ちびっ子たちは気になったのか窓を開けて泣いている子供を探しました。

そこには困り果てた若いお母さんが一生懸命子供をあやしています。一向におさまらない子供。家への帰り道でしょう。動く気配すらありません。流石にお母さんは叱ったりしていました。

そこでちびっ子たちは道場から大きな声で『どうしたの~?だいじょうぶぅ~?』って声をかけました。お母さんとお子さんはビックリしこちらを向きました。更に『だいじょうぶぅ~?』と聞いています。するとどうでしょう、あれだけ泣いていた子供が泣き止みました。お母さんも笑顔で『ありがとう。』と言って安堵の顔で帰って行かれました。子供たちの純粋な気持ちがそうさせたのでしょう。

僕はどうしてたでしょう?まったく見向きもせず『おやおや、お母さん大変だねぇ~』と普通の大人の行動をしていたと思います。気軽に声をかると変な方向に行く世知辛い世の中ってのもありますが、自身取った行動、自分でも何と淋しい人間だと思い反省しました。(ま、かといって良い策は思い当たらず)

生徒の子供たちに勉強させられた春の夕暮れでした。



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