居心地



ドクターグヘが先輩ドクターを体験に連れてきてくれました。その先輩は老舗空手道場に以前通われていたそうです。

その晩グヘからメールが来ました。『先輩は入会を決めたそうです。先生の指導をはじめ、皆さんの雰囲気が良いとの事です。僕もそのお蔭で続けられています。』・・・嬉しいですね、有難いですね。

僕は道場を作る上で気をつけていることの一つに『生徒にとって居心地井のいい場所を作る。』ってのがあります。勿論ハード面でもそうですが、人間関係の形成ですね。どんなに素晴らしい職業についていても、どんなにお金に困ったフリーターでも同じ『仲間』として付き合える人間関係を作ってもらおうとしています。だからと言って『一日でも先輩だから俺の方が偉い。』的なものは排除しています。格闘技を通じ、痛みが分かり、苦楽を共有できる関係づくりが出来たら最高です。

以前いらした生徒がこのような事を仰っていました。『私は部下を顎で使う人種だった。だがHIDE'Sに入会して、格闘技と触れ合って考え方が変わった。強い選手ほど、私のような何も知らない弟子にも優しい。そして私は変われた。人を大事にするように。ありがとう、ヒデ先生。』これは今でも私の狭い心の片隅にしまってあります。

今までそうだったように、これからも居心地のいい道場であり続けるようにします。(ここまで書いて入会されなかったら僕の繊細な精神は崩壊するでしょう。)


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