真の格闘家


格闘技だけで生活している選手はどれだけいるのでしょうか?僕なんかもそういわれるかもしれませんが、本当の所は違うと思っております。僕が今言うところの格闘技だけでってのは『試合をして、ファイトマネーだけで生活している選手』って事です。

岡見選手は日本で数少ないそういった選手だと思います。話していてもその心構えや決心が見てとれます。試合が終わった直後『試合をしていないと、ファイターとしての価値が無いように思えて・・・不安になっちゃうんですよね。』と、言っていました。そういった気持ちになったのも、ここ近年の事だそうです。『年に4回くらいは試合をしたい。でないと不安だ…』ということです。

これは気持ちが強いだけではできません。常日頃のハゲしい練習に耐えうる身体、試合に勝ち続けられる身体が必要です。

僕が何十年前から言っていますが、『身体が強くなくては競技も強くなれない。』ってのと一緒だと思います。ケガをしなければ、気持ちが折れなければ練習→試合が出来るのです。そういった意味でも岡見選手は数少ない選手なのでしょう。

また、気持ちもかなり大きい。今回生徒が行きたいというのでチケットをお願いしたのですが、岡見選手から『割引の値段で良い。』と言われていました。僕がチケット代を預かり渡そうとしたところ『チケット買ってくれた人、もしかして若手で金が無いってことないですか?』・・・チケット代を受け取ろうとしなかったのです。『安心してくれ。立派に仕事をしている人だから。』と言って受け取ってもらいました。こういった懐の余裕も見せてくれるのは、格闘技でも夢を持てるって感じがしたのです。岡見勇信は格闘技に夢を持たせてくれる真の格闘家だと感心しました。



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