背中



カールさんは自他ともに認める『不器用の中の不器用な男』です。昨晩も上と下を間違えたりしていました。その度に怒られる。それでもめげずに間違える・・・本当に凄い男なのです。たまに『僕が悪いのかな?』と思ったりもします。他の人が教えてもそうなので変に安心します。(笑)

そんなカールさん、不器用なのを分かっているので、人の何倍も努力します。時間を無理やり作っては道場に来て、道場にくれば時間外でも誰かを巻き込んで練習をする・・・本当に見習うべきところが沢山あります。

そんな一生懸命な姿を見てたらほっとけないのが人情。色々な人が手を差し伸べてくれます。勿論不器用なカールさんですから色々怒られてはいます。それでも皆はついていきます。あれ?逆になっていますね。最近なんだかカールさんについて行っているようになりました。それぐらいぶれずに一生懸命なのです。

うちにはプロと言えるような選手はいません。プロはプロとしての自覚、自信、背中を見せてリングに上がり、そして感動を与えられるものであってほしいと思います。自覚、自信は勝つことによって得られるでしょう。背中だけは普段の姿勢から始まっています。そう考えるとカールさんはプロの背中と言えるでしょう。


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